「読書の効果を上げるため、読書ノートを活用しよう!」とよく言われます。
でも、読書ノートって何を書けばいいの?
読書ノートを紹介している本はいくつかありますが、「何を書くか」は、本によって違っています。
私も読書ノートの本を何冊か読みましたが、「どれが正解なんだろう?」と悩みました。
そこで、この記事では、目的別に読書ノートに書く内容を紹介しています。
「読書ノートを始めたいけど、何を書けばいいかわからない」という人は、参考にしてみてください。
読書ノートは目的によって書く内容が変わり、絶対的な正解というものはありません。
もちろん、読書ノートを書く必要がないと感じたら、無理に書く必要もありません。
「自分はこういうことを記録したいから、この書き方が合っていそう」と思う内容から始めてみてください。
一度決めたらずっと同じ内容を書き続けなければいけない、ということもないので、簡単そうなものから始めてみて、どんどん自分の好みにカスタマイズしていきましょう。
おすすめの読書ノートの書き方の本
読書初心者の人には 『ひと目でわかる図解付き! 「知る」を最大化する本の使い方』(著者:ぶっくま)がわかりやすくおすすめです。
読書ノートのNotion用テンプレートなど、購入特典がついてきます。(2024年9月現在の情報です。)
何から始めればいいかわからない、という人は、特典のテンプレートを利用してみましょう。
読書に慣れていて、読書ノートをしっかり書きたい人におすすめなのは『早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚!」読書法』(著者:浅田すぐる)がおすすめです。
A4用紙1枚に読んだ本の内容をまとめることで「忘れない」「本で学んだことを活かす」メソッドを紹介しています。
ビジネス書や教養書をよく読む人には、この本の方法をおすすめします。
その他の読書ノートや読書術のおすすめ本が知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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おすすめの読書術の本 8選|読書で知識を深めるための必読書
2024/10/18 読書術
読書ノートに書く内容は目的から考えよう
あなたは、何のために読書ノートを書きたいですか?
読書ノートを書く目的は、ざっくり次の3つに分けられます。
読書ノートを書く目的
- 読んだ本の管理
- 読んだ感想・気づきの振り返り
- 読んだ内容・学びの記録
それぞれの目的に合わせた読書ノートの内容を紹介します。
読んだ本の管理
- 同じ本を購入してしまうのを防ぎたい
- 読んだ本の冊数が読書を続けるモチベーションになる
- ライフログのひとつとして記録をつけたい
この目的にあてはまるのは、「この本を読んだ」ということがわかればいいや、という人です。
読書ノートには、次のような内容を書くのがおすすめ。
読書ノートに書く内容
- 本のタイトル
- 著者
- 出版社
何の本を読んだのかわかればいいので、最低限の本の情報を書けばOK。
本のタイトルだけでも十分に目的を果たせますよ。
著者や出版社は記録しなくてもいいのですが、「同じ作家の別の作品を読もう」とか、「この出版社は好きな傾向の作品が多いな」と知るためのヒントになるので、書いておくことをおすすめします。
読んだ感想・気づきの振り返り
- 本を読んだ時の感情を書いておきたい
- SNSで本の感想をシェアしたい
- 後日感想を振り返りたい
本を読んだ時の自分の感情を残しておきたい、という人があてはまります。
小説や自己啓発書などをよく読む人に多いと思います。
読書ノートに次のような内容を書くことをおすすめです。
読書ノートに書く内容
- 本のタイトル
- 著者
- 出版社
- あらすじ
- 読んだ時の感想
メインは「この本を読んで自分がどう思ったか」です。
小説の場合はあらすじを書いておくと、どういった内容に心を動かされたのか?が後からわかりやすいです。
あらすじは、本の裏表紙に書かれているものをそのまま書き写しても、自分で簡単にまとめてもいいと思います。
細かい内容は忘れるかもしれませんが、この本を読んだ時こう思ったんだ、と後から見てもわかるので、読み返すのが楽しくなります。
再読したときの感想の違いを見つけるのも楽しいですよ。
読んだ内容・学びの記録
- 読んだ本の内容を忘れたくない
- 手元に本が残せないので内容を書いておきたい
- 本で勉強したい
本の内容をしっかりと自分の知識にしたい人があてはまります。
この場合は、読書ノートは次のことを書くのがおすすめです。
読書ノートに書く内容
- 本のタイトル
- 著者
- 出版社
- 本から何を学びたいか
- 内容の要約
- 気になる部分の引用
- 本を読んで学んだこと・自分が知らなかったこと
- 本を読んでどう行動するか
「何を学んだか」と「学んだことをどう活かすか」をメインに書いていきます。
本を読む目的を明確にしてから読むことで、本を読む効果が格段に高まります。
要約は自分の言葉でまとめるようにすると、「この本から何を学んだか」が後から読み返してもわかりやすいです。
また、「本を読んだけど何となくわかった気になっておしまい」になるのを防ぐために、読んで得た知識をもとにどう行動するか?を書いておくのもおすすめです。
以上が、目的別の読書ノートの内容です。
読書ノートを習慣にしたいなら「タイトル+ひとこと感想」から始めてみよう
「読書ノートを続けられるかわからない」という人もいると思います。
せっかく読書ノートをつけようと決めたのだから、習慣付けて続けたいですよね。
そんな人は「タイトル+ひとこと感想」から始めてみることをおすすめします。
最初は本のタイトルだけでもいいのですが、ひとことでも感想を書くようにすると、自分の考えを言葉にする練習になります。
「おもしろかった」だけでももちろんいいのですが、
- ○○というキャラクターの△△なところに共感した。
- ××という著者の考え方は自分にとって新しくて驚いた。
- ○○○についてもっと知りたいので関連する本を借りようと思う。
など、ほんの少し具体的に書くようにするだけで、感情と一緒に本の内容も記憶しやすくなります。
感想が「ヤバかった」になりがちな人は、『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』(著者:三宅香帆)を参考にしてみてください。
まとめ:読書ノートに書く内容は目的から決めよう
この記事では、読書ノートに書く内容を3つの目的に分けて紹介しました。
読書ノートを書く目的
- 読んだ本を管理したい
- 読んだ時の感想を振り返りたい
- 本の内容をしっかりと残しておきたい
自分があてはまるなと思う目的の読書ノートを参考にしてみてください。
とりあえず始めたい、習慣にして続けたいという人は、「タイトル+ひとこと感想」のスタイルで書くのがおすすめです。
以下の記事も参考にしてみてください。
読書ノートにおすすめのノートについて解説した記事はこちら。
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読書ノートにおすすめのノート8選!書く目的に合わせたノートを紹介
2024/12/6 おすすめのノート