赤ちゃんのころから色彩感覚を育てた方がいいって聞くけど、本当?
子育てをしていると、色々な教育書やSNSの情報が目に入ってきますよね。
現在0歳児の子育て中なので、私もそういった情報をよく目にします。
結論から言うと、実際に色彩感覚は、子供の知覚や認識能力の発達に影響を与えるようです。
赤ちゃんのころから色彩感覚を育てることで、将来的な学習能力や創造力にも良い影響を与えることができると言われています。
色彩感覚を育てるメリット
- 創造力の向上:色の組み合わせを考えることで、創造的な思考が養われます。
- 認知能力の発達:色を通じて物の違いや共通点を理解し、認知能力が向上します。
- 感性の豊かさ:美しいものや色彩の変化がわかり、感受性が豊かになります。
色彩感覚を育てるのは、こどもにとってもいいことです。
しかし、「色彩感覚を育てないと!」と意気込みすぎると、親は疲れてしまうし、こどもは押し付けと感じるかもしれません。
色彩感覚を育てるおすすめの方法は、絵本を活用することです。
絵本を通じて「いろ」を学ぶことで、楽しく色彩感覚を育てることができます。
また、親子で絵本を楽しむ時間は、それ自体がこどもにとって大切なコミュニケーションとなり、情緒の安定や親子の絆を深める効果もあります。
この記事では、色彩感覚を育てるのにおすすめの絵本を5冊紹介します。
赤ちゃんの頃から楽しめる絵本を選んだので、「色の絵本を探している」という人は参考にしてみてください。
色彩感覚を育てるおすすめの絵本5冊
色彩感覚を育てるのにおすすめしたい絵本は、この5冊です。
それぞれ簡単におすすめポイントを紹介していきます。
対象年齢を記載していますが、0歳からでもじゅうぶん楽しめると思います。
『カラフル』
作者 | 新井洋行 |
ページ数 | 26ページ |
対象年齢 | 0~2才 |
『カラフル』は、赤、青、黄などカラフルな色をテーマにした絵本。赤ちゃんの大好きな「顔」が描かれたシンプルなデザインのキャラクターで、いろんな色と形が楽しめます。はっきりとした色が鮮やかに描かれているので、赤ちゃんでも認識しやすい作りになっています。
ページをめくることで、色の名前やその特徴を自然に学ぶことができます。また、三角形、四角形、丸などが描かれているので、色だけでなく基本的な形も知ることができます。
最後のページがまさしく「カラフル」!
『あおくんときいろちゃん』
作者 | レオ・レオーニ |
ページ数 | 40ページ |
対象年齢 | 2~5才 |
『あおくんときいろちゃん』は、レオ・レオーニによる絵本で、青い「あおくん」と黄色い「きいろちゃん」が出会い、遊んでいるうちに抱き合って「みどり」になるというシンプルで心温まるストーリーです。色が混ざり合うことで、新しい色が生まれることを視覚的に楽しく学べます。
作者のレオ・レオーニが孫のために作ったと言われている絵本で、青と黄とが重なって緑になるというテーマが、人と人の心の融和を優しく表しています。
抽象的な色と形だけでつくられた、愛情にあふれた1冊です。
『くまさん くまさん なにみてるの?』
作者 | ビル・マーチン / エリック・カール |
ページ数 | 25ページ |
対象年齢 | 2才~ |
『くまさん くまさん なにみてるの?』は、エリック・カールの色彩豊かなイラストで描かれた絵本です。
1つの色に対応した動物が次々に登場し、「なにみてるの?」と問いかけて、「○○色の動物をみているの」と、返事をする、リズミカルな繰り返しが特徴です。
この本は英語でも読めるバイリンガル版もあり、英語でも色や動物の名前も覚えることができます。
「○○ちゃんはなにみてるの?」など、こどもへの語りかけもしやすいです。
『どんないろがすき』
作者 | 100%ORANGE |
ページ数 | 20ページ |
対象年齢 | 0才~ |
『どんないろがすき』は、童謡「どんないろがすき」を元にした絵本です。歌に合わせて絵本を読むことで、こどもが自然と色の名前や特徴を覚えやすくなります。
色鮮やかではっきりとした線で、色に合わせたモチーフのイラスト描かれているので、こどもも興味を示しやすいです。もとが童謡なので、一緒に歌いながら読むことができるのも、楽しめるポイントです。
色の種類をアレンジして歌えば、たくさんの色を知ることができますね。
『いろいろのほん』
作者 | エルヴェ・テュレ |
ページ数 | 64ページ |
対象年齢 | 2才~ |
『いろいろのほん』は、エルヴェ・テュレによる絵本で、こどもが実際に色を「混ぜて、作る」体験が味わえる1冊です。。
ページをめくりながら、色や形を指で触ったり、動かしたりすることで、こどもが自分で色の変化や組み合わせを楽しむことができます。
作者のエルヴェ・テュレは、出身国のフランスでワークショップの講師をしている人で、まるでそばで話をしているような感覚で、手を動かしながら色彩を楽しむことができます。親子で一緒に楽しみながら読むことで、創造力や想像力が育まれます。
少し大きなお子さんだったら、絵本を読んだ後絵の具を使ってみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
色彩感覚を育てることは、こどもの発達にもいい影響があると言われています。
楽しく色彩感覚を育てていくためには、こどもが楽しみながら色を学べる環境を整えることがとても大切です。
色彩感覚を育てるのにおすすめの本は、この5冊です。
今回紹介した5冊の絵本は、楽しく「いろ」を学べる内容となっています。色鮮やかなイラストを通じて、こどもたちは自然と色の名前や特徴を覚えていきます。
ぜひ、この絵本を使って、こどもと一緒に楽しく色の世界を探求してみてください。