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【第6巻発売予定】ほしおさなえ『言葉の園のお菓子番』シリーズ読む順番とあらすじを解説

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『言葉の園のお菓子番』は、ほしおさなえさんのシリーズ作品のひとつ。

「連句」という、ちょっと珍しいテーマの小説です。

「お菓子番」っていったい何のことだろう?と興味を持ったのがきっかけで手に取りました。

このシリーズがおすすめな人

  • ほっこりと心あたたまる小説が読みたい人
  • 仕事や生き方になんとなく疑問や不安を抱えている人
  • 短歌などの言葉遊びに興味がある人

ほしおさなえさんらしい、人との繋がりの大切さを教えてくれる優しい物語。

2025年3月12日に最新刊である6巻『言葉の園のお菓子番 大切な場所 』が発売予定です!

この記事では、『言葉の園のお菓子番』シリーズの読む順番とあらすじを解説していきます。

『言葉の園のお菓子番』シリーズはAudible(オーディブル)で聴ける!

『言葉の園のお菓子番』シリーズは、5巻までAudibleを(オーディブル)で聴くことができます(2025年3月現在)。

連句の「五・七・五・七・七」のリズムが、朗読でより楽しめます。

初めてAudible(オーディブル)を利用する人は、30日間の無料体験が可能。

「どんな話かちょっと気になる」という人は、無料体験期間を利用して物語を読んでみてください。

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『言葉の園のお菓子番』本の概要をざっくり解説

主人公の一葉(かずは)は、勤めていた書店が閉店になって職を失い、実家に帰ってきました。

ある日、亡くなった祖母・治子(はるこ)の遺品から連句のノートと、一葉に宛てたメッセージを発見。

内容は、祖母の所属していた連句の会「ひとつばたご」に、季節のお菓子を持って行って欲しい、というもの。

かつて「ひとつばたごのお菓子番」と呼ばれていた、祖母の役目を引き継ぐことになった一葉。

連句会のメンバーと共に、言葉を紡ぎながら、自分の過去と向き合い、新たな一歩を踏み出す物語です。

タイトルの通り、季節ごとに移り変わる美しい景色と美味しそうなお菓子が楽しめます。

「連句って何?」という人も楽しめる!

このシリーズは「連句」という、ちょっと珍しい遊びをテーマにしています。

連句はざっくりいうと、複数人で短歌を繋げていく遊びのこと。

細かいルールや決まり事もありますが、作中でわかりやすく解説してくれるので、何も知らなくても十分楽しめます。

私自身、「連句」という遊び自体初めて知りましたが、独特の言葉遊びの世界にどんどん引き込まれていきました。

「変化しながら前へ進み、後ろには戻らない」。

これは連句の基本の考え方であり、シリーズで描かれている人の生き方そのものでもあります。

連句を通じて、人と人とのつながりが美しく紡がれていく様子を、ぜひ楽しんでください。

『言葉の園のお菓子番』シリーズを読む順番とあらすじ

『言葉の園のお菓子番』シリーズを読む順番とあらすじを解説していきます。

『言葉の園のお菓子番』の主要登場人物はこちら。

『言葉の園のお菓子番』登場人物

  • 一葉(かずは):もとチェーン書店の書店員。祖母の縁で連句会「ひとつばたご」に参加する。
  • 治子(はるこ):亡くなった一葉の祖母。「ひとつばたご」でお菓子番を名乗っていた。
  • 航人(こうじん):「ひとつばたご」主宰者。
  • 桂子(けいこ):俳句結社に所属。上品な老婦人。
  • 蒼子(そうこ):出版社校閲室に勤務。
  • 直也(なおや):カルチャーセンター勤務。
  • 悟(さとる):弁護士で歌人。
  • 陽一(よういち):システムエンジニア。
  • 鈴代(すずよ):広告代理店勤務。一葉にPOPの仕事を紹介する。
  • 萌(もえぎ):二児の母。「あずきブックス」カフェの焼き菓子を請け負う。
  • 蛍(ほたる):大学生。
  • 海月(くらげ):高校生。蛍の妹

「ひとつばたご」に所属する人たちは、歌人もいますが、趣味として連句を行っている人も多数。

基本的に下の名前、もしくは歌人としてのペンネームで呼び合っています。

①『言葉の園のお菓子番 見えない花』

ざっくりあらすじ

書店員の職を失った一葉(かずは)は、実家に戻り、亡くなった祖母の連句のノートとメッセージを発見する。
メッセージに従い、祖母が所属していた連句の会「ひとつばたご」をお菓子を持って訪問した一葉。
連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され、一葉は新しい一歩を踏み出していく。

偶然見つけたノートから、祖母が連句の会で「お菓子番」を名乗っていたことを知った一葉。

人の気持ちを汲み取ることに長けていたからこそ、お菓子番として頼りにされていた祖母の意外な一面。

生前の祖母を知る人たちとの温かい交流を通して、一葉は自分の道を探し始めます。

ほしおさなえさんの描く、悩みながら自分の道を進んでいく主人公の物語です。

②『言葉の園のお菓子番 孤独な月』

ざっくりあらすじ

亡き祖母の縁で連句会・ひとつばたごに通いはじめた一葉。
書店員の経験を生かし、自分にできること、自分にしかできないことを探しながら手探りで働き始める。
そんな時、連句の会のメンバーからPOP作成の仕事の依頼を受けることになる。
ひとりひとりの心を映した言葉と言葉が響き合い、連なり変化していく連句のように、人と人が、想いと想いが、仕事と仕事が繋がっていく。

連句の会に通い始めたことで、少しずつ人間関係の輪が広がっていく一葉。

縁を通じて、書店時代の経験を活かしたPOP作成の仕事請け負うことになります。

今まで考えもしなかった仕事との出会いを通じて、自分にできること、やるべきことについて考え始めます。

③『言葉の園のお菓子番 森に行く夢』

ざっくりあらすじ

POPの作成を請け負いながら、ブックカフェ「あずきブックス」で働くことになった一葉。
書店でのイベント開催を通じて、作家や歌人と出会うことで、今まで考えてこなかった「自分自身」との向き合い方を見つめ直していく。

かつて通っていた本屋さんが、ブックカフェ「あずきブックス」になっていたことを知り、POPの制作を請け負いながら書店でも働き始めた一葉。

書店でのイベント開催を通じて、さらに人との出会いが広がっていきます。

④言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

ざっくりあらすじ

亡き祖母が通っていた連句会・ひとつばたごに出合い、その縁から再び書店員としてブックカフェで働きはじめて一年弱。
本と人を繋げるイベントの企画や連句大会への参加を通して、一葉は初めてのことや不安なことに向き合い、ゆっくりと、確実に、ひとつひとつを乗り越えていく。
そんななか、連句会のメンバーから、主宰・航人の過去と関わるある人物の情報がもたらされる。

連句会の主宰者である航人さんは、かつて結婚していた女性と辛い別れ方をしています。

参加することになった連句の大会に、その女性が参加することを知ったメンバーから、一葉が相談を受けることに。

祖母・治子の「お菓子番=メンバーの相談相手」である役割を、一葉も受け継いでいるようです。

⑤言葉の園のお菓子番 未来への手紙

ざっくりあらすじ

亡き祖母が所属していた連句会「ひとつばたご」に通うようになった一葉は、連句をはじめて三回目の春を迎え、新しい仕事にも積極的に取り組むようになっていた。そんななか、自分と同世代が集う「きりん座」のメンバーとの交流をきっかけに、大学時代に抱いていた想いが再び浮かびあがり……。
封印していた気持ちに向き合い、一葉は自分の心を見つめ直していく。
あのとき踏み出せなかった一歩を、自分の力で踏み出すために──。

気づけば、少しずつ積極的に仕事に取り組むようになってきた一葉。

「ひとつばたご」とは別の連句の会「きりん座」で、大学時代に密かな想いを抱いていた先輩と雰囲気の似た人と出会います。

これまで想いを口にしてこなかったことに気づいた一葉は、自分の気持ちを見つめ直すことにします。

⑥『言葉の園のお菓子番 大切な場所』

ざっくりあらすじ

亡き祖母が通っていた連句会「ひとつばたご」と出合って二年半。
ブックカフェで働き連句を続けながら得た新しい縁は、一葉をはじめての世界へと導いていく。
そんななか、文芸マーケットへの参加や雑誌作りを通して、漠然と抱いていた想いの輪郭が少しずつ見えてきて──。
自分はどこに行きたいのか。何ができるのか。ほんとうに大切なこと、大切な場所とは?

最新刊の6巻が2025年3月12日に発売予定です。

Audibleの配信は未定ですが、5巻までAudibleになっているので、配信される可能性が高そう!

とっても楽しみ!

まとめ

『言葉の園のお菓子番』は、言葉の力と人とのつながりの大切さを感じさせてくれる物語です。

ちょっと珍しい連句と、お菓子という組み合わせが、読者に新鮮な面白さと、ほんのりと心あたたまる感動を与えてくれます。

一葉が連句を通じて自身を見つめ直し、新しい人々との関わりを築いていく姿は、悩みや不安を持つ人の共感を呼び、今より少しだけ前へ進もうという気持ちを持たせてくれます。

また、連句会のメンバーそれぞれのキャラクターが個性的で、彼らのやり取りが物語をさらに魅力的にしています。

言葉の美しさと心あたたまるストーリーで癒されたい、という人におすすめの作品です。

5巻までがAudible(オーディブル)の聴き放題対象なので、興味を持った人はぜひチェックしてみてください。

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この本を読んだ人におすすめする次の本

『言葉の園のお菓子番』を楽しんだ人には、同じくほしおさなえさんの『活版印刷三日月堂』シリーズをおすすめします。

この本もまた、「活版印刷」という少し珍しいテーマを扱っていて、活版印刷と言葉を通じた、人々の交流が優しく描かれている作品です。

本編4巻、番外編2巻の計6巻刊行されています。

活版印刷三日月堂 星たちの栞

読んでいて心が温かくなる作品なので、気になる人はチェックしてみてください。

  • この記事を書いた人

ほんの

「ほんのりぼん」の運営|1歳児育児中|読書サブスク活用で1年間に300冊読む|オーディブルのおすすめ本を中心に紹介|

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