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子どもが考える力を身につけるには? 今井むつみの著書おすすめ4選で「思考力」を学ぶ

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子どもの教育についての本を読むと、「思考力」「問題解決能力」という言葉が目に入ります。

「思考力」とは「考える力」。

この力を育てることは、子どもの学習や問題解決能力に大きな影響を与えます。

でも、どうしたら「考える力」を育てられるのでしょうか?

この記事では、そんな疑問を解決するため、言語発達や認知科学の専門家である今井むつみ氏の著書を紹介します。

今井むつみ氏は「子どもの考える力を身につけるにはどうしたらいいか?」というテーマを扱った著書を多数出版されています。

このテーマに関心を持つパパやママにぜひ読んでほしい本を5つ紹介します。

子どもだけでなく「大人の学び」について触れているものも多いのでぜひチェックしてみて下さい。

こんな人におすすめ

  • 子どもの「ことばの力」「思考力」に関心がある
  • 教育メソッドがありすぎてどれを選べばいいのかわからない
  • 子どもと一緒に自分の思考力も磨いていきたい

読みやすい入門書的な位置付けの本から、深掘りしてある専門的な本まで紹介していきます。

KindleUnlimited と Audible の活用がおすすめ

今井むつみ氏の著書は、KindleUnlimitedAudible の読み放題・聴き放題対象になっているものがあります。

「テーマに興味がある」「深掘りした内容もしっかり知りたい」と考えている人は、ぜひ読み放題サービスを活用してみて下さい。

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今井むつみ氏の本の特徴

一般的に育児に関する本は「こうすれば子どもの学力が上がりますよ」といった、「技法」について書かれているものが多いです。

「ボードゲームで遊びながら学ぶ」とか、「リビングに図鑑や辞書を置いておく」とかですね。

一方、今井むつみ氏の著書は、「学びとは何か」という本質的な問題を取り上げています。

言葉をたくさん知っていること、データをたくさん記憶していることは、もちろんすごいことです。

しかし、「たくさんのことを覚える方法さえ知っていてくれたらいい」と考える人は少ないと思います。

育児や教育は、すぐに結果が出るものではありませんが、必ず影響は出るものだ、と私は考えています。

「技法」についての本もたくさん読んでいますし、実践していることもあります。

ただ、「〇〇すれば効率よく学力がアップします」という言葉に安心しすぎないようにしたい、と思っています。

「ここに書かれている学力って、どんな力のこと?」
「記憶力が大切なのもわかるけど、データだけ知っていればいいわけじゃないよね」
「人間にとって本当に大切な学びって?」

学ぶことの本質を忘れないために、今井むつみ氏の著書で教育の軸を作ることをおすすめします。

子どもの「考える力」を伸ばす 今井むつみの著書おすすめ4選

今井むつみ氏のおすすめ本4選を紹介します。

それぞれの本を簡単に紹介していきます。

親子で育てる ことば力と思考力

今井むつみ氏の著書の中で、比較的簡単で読みやすい1冊です。

イラストもふんだんに使われているので、理解しやすいと思います。

入門書的な内容なので、最初に読む本としておすすめです。

「ことば」とは「思考」のための基盤であり、「ことば力」を育てることが「思考力」につながっています。

言葉をたくさん暗記するだけでは、生活の中で使える本当の力にはなりません。

自分にも覚えがありますが、数や量、前後左右など空間に関係する言葉など、「抽象的な」言葉を、子どもは誤って理解していることがあります。

誤った理解のままいることで、小学校中学年頃から始まる抽象的な勉強についていけなくなる子が出てくるのだそうです。

そのことを親がよく理解し、生活の中に根付いた知識として子どもに教えるにはどうするのか。

そのためのヒントが詳しく書かれています。

学びとは何か-〈探究人〉になるために

『親子で育てる ことば力と思考力』を掘り下げて、「子どもが自ら学ぶ〈探究人〉になるためにどうすればいいか」について解説しています。

「子どもは遊びの中で学ぶ」という意味を勘違いしていたかも、と思いました。

探求人とは、「どこまでも探求し、新しい道を開く人」のこと、と本書で定義しています。

そして子どもは、遊びの中で探究心を学びます。

この「遊び」は、常に子どもの視点で考えなければならないものだ、と今井氏は言います。

以下、本書で紹介されている「遊びの五原則」です。

  1. 遊びは楽しくなければならない。
  2. 遊びはそれ自体が目的であるべきで、何か他の目的であってはならない。
  3. 遊びは遊ぶ人の自発的な選択によるものでなければならない。
  4. 遊びは遊ぶ人が能動的に関わらなければならない。遊ばせてもらっていたら遊びではない。
  5. 遊びは現実から離れたもので、演技のようなものである。子どもが何かの「ふり」をしていたらそれは遊びである。

「遊び感覚で〇〇を学べる」とか「知育玩具」にどうしてもひかれてしまいますが、常に子どもの視点で考えなければ「お勉強」になってしまうのだ、と再認識しました。

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学力喪失 認知科学による回復への道筋

生まれたばかりの子どもは、びっくりするほど学習能力が高いです。

しかし、小学校に上がると、子どもが本来持つ「学ぶ力」を十分に発揮できないことが増えてきます。

「学ぶ力」が発揮できない原因を探り、解決の糸口を示してくれる1冊です。

本書は専門的な内容ですが、「子どもが算数の文章問題の何につまずくのか」「テストで学力を測ることの問題点」など、かなり細かい部分まで解説してくれています。

その上で、子どもが自律的に学ぶには、どう働きかけるのがいいかを提案しています。

かつて算数につまずいた私は、この本を読んで「だからわからなかったんだ」と深く納得。

子どもに同じ思いをさせないために、何ができるのかを学びました。

2025年3月にAudible版が発行予定です。

同じく、算数の文章問題に焦点をあて、今井むつみ氏ほか複数の研究者によって解説されている本がこちら

専門的な内容で少し読むのが大変ですが、KindleUnlimited と Audible 共に読み放題の対象です。

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AIにはない「思考力」の身につけ方 ――ことばの学びはなぜ大切なのか?

AIの登場によって、社会は大きく変化しています。

今の子どもたちが大人になる頃には、想像もつかないような変化が起きているでしょう。

そんな時代に、どんな「思考力」を身につければいいのかがわかる1冊です。

「思考力」は、問題を解決するために不可欠の力です。

問題解決をする能力があれば、どれだけ社会が変わっても、なんとか対応することができそうですよね。

そして、思考力を使って問題を解決するには、数学や英語よりも、まずは国語力が大切なのだそう。

思考力と同時に働くのは、AIにはない人間固有の「推論の力」です。

AIと人間の思考の違いを比較しながら、どうやって思考力を身につけていくのかが解説されています。

まとめ:子育ての「軸」に迷ったら本を読んでみて下さい

世の中には、子育てに関する情報がたくさんあります。

どんなふうに子育てをしたらいいか迷ったら、本を読んでみるのがおすすめです。

子育ての技法について本から学ぶのはもちろん、学びや自律とはなんなのかといった本質的な問題にも触れておくと、子育ての「軸」が立てやすくなります。

子どもにいいと聞くと、どうしてもあれこれやってみたくなりますよね。

でも、全てを試すことは難しいです。

子育ての「軸」をしっかり持っておくことで、何をして何をしないか、その判断がつけやすくなります。

子どもの「非認知能力」の育て方に興味がある人はこちらの記事も参考にしてください。

  • この記事を書いた人

ほんの

「ほんのりぼん」の運営|0歳児育児中|本好きで年間約100冊読書|おすすめの小説や自己啓発書などを紹介|今より少しだけ豊かな生活を手に入れる読書の方法を発信しています。

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