「このミス」受賞作ってオーディブルで聴けるの?
ミステリー好きでオーディブルヘビーユーザーの私が回答します!
「このミステリーがすごい!」( 通称:「このミス」)とは?
「このミステリーがすごい!」は、宝島社が毎年発表するミステリー小説のランキングが掲載されたブックガイドです。
国内外のミステリー作品の中から、書評家やミステリーファンが選ぶ「本当に面白い本」が紹介されます。
そのため、「このミス受賞作=間違いなく面白い作品」という信頼感があります。
私もミステリーを選ぶ時、参考にしています。
宝島社が主催する小説賞、『このミステリーがすごい!』大賞(通称:「このミス」大賞)の作品紹介ではありません。
「このミス」受賞作品はAudible(オーディブル)で聴ける?
「このミス」受賞作には、オーディブルで聴ける作品もあります。
オーディブルは話題作の配信が早いので、受賞時点でオーディオブックになっていなくても、後で配信が決まるものも。
受賞する作品はもともと人気が高いので、配信される可能性は高め。
この記事では、オーディブルで聴けるおすすめの「このミス」受賞作品を紹介するので、気になる作品があったらチェックしてみて下さい。
【国内編】オーディブルで聴ける「このミス」受賞のおすすめ作品

国内作品から、オーディブルで聴ける「このミス」受賞のおすすめ作品を紹介します。
地雷グリコ
タイトル:地雷グリコ
著者:青崎 有吾
再生時間:11時間23分
ナレーター:乃依 実咲
圧倒的な人気で「このミス」1位を受賞した作品。
殺人事件などは起きないものの、高度な頭脳戦と、ルールの裏をかく「トリック」が存分に楽しめる一冊。
ミステリーをあまり読まない人でも楽しめる作品だと思います。
可燃物
タイトル:可燃物
著者:米澤 穂信
再生時間:8時間39分
ナレーター:山内 健嗣
「このミス」を含め、3つの賞で1位を受賞した三冠作品。
本格推理だけど短編なので読みやすく、あっさりしているけれどクセになる主人公、葛警部が魅力。
予想の数段上を行く結末に、何度も驚かされました。
爆弾
タイトル:爆弾
著者:呉 勝浩
再生時間:12時間51分
ナレーター:星 祐樹, 品田 美穂
警察vs爆弾魔の、究極の推理合戦。
人間の悪意と正義を描いたノンストップ・ミステリー。
描かれる人間の「悪意」に飲み込まれそうになります。
屍人荘の殺人
タイトル:屍人荘の殺人
著者:今村 昌弘
再生時間:10時間21分
ナレーター:浅井 晴美
デビュー作にして、〈屍人荘の殺人〉シリーズ第一弾。
特殊設定ミステリーの中でも、さらに斬新な設定の作品。
ミステリーをよく読む人ほどびっくりする作品かも知れません。
方舟
タイトル:方舟
著者:夕木 春央
再生時間:11時間15分
ナレーター:山内 璃久亜
一風変わったクローズド・サークル(密室)ミステリー。
最後の最後の、最後まで気が抜けない。
面白すぎて他の作品を読むのが怖くなった、という評判も多数!
六人の嘘つきな大学生
タイトル:六人の嘘つきな大学生
著者:浅倉 秋成
再生時間:9時間46分
ナレーター:木村 良平
ここにいる六人全員、とんでもないクズだった。
就活を舞台にしたミステリー作品。
六人の性格の書き分けが見事で、人間の本質が炙り出されるよう。
紅蓮館の殺人
タイトル:紅蓮館の殺人
著者:阿津川 辰海
再生時間:12時間41分
ナレーター:岡井 カツノリ
35時間のタイムリミットまでに、殺人の謎を解き明かし、絡繰だらけの館を脱出せよ!
〈館四重奏〉シリーズ第1弾。
謎解きに、脱出に、盛りだくさんの要素が美しく収束していきます。
どれを読むか迷ったら?
おすすめ①:『地雷グリコ』
普段あまりミステリーを読まない人にも、ミステリー好きの人にもおすすめできるのがこの作品。
殺人事件とかは苦手だな、という人にもおすすめできます。
連作短編なので読みやすく、最後に気持ちよく読者の予想を裏切ってくれます。
おすすめ②:『可燃物』
米澤穂信さんの作品は、「このミス」1位を複数回受賞しています。
迷ったら信頼できる作家さんを選ぶのがおすすめ!
迷ったら米澤穂信さんの作品をチェックしてみることをおすすめします。
国内ミステリー作品を読んでみたいと思ったら参考にして下さい。
【国外編】オーディブルで聴ける「このミス」受賞のおすすめ作品

国外作品にも、オーディブルで聴ける「このミス」受賞作品があります。
海外ミステリーも、朗読してくれるオーディブルならハードル低め。
普段手に取らないという人も、この機会にチャレンジしてみてください。
「このミス」受賞おすすめ作品(国外編)
両京十五日
タイトル:両京十五日 凶兆
著者:馬 伯庸
再生時間:22時間38分
ナレーター:齊藤 正高
華文(中国)ミステリー初の1位受賞作。
「ポケミス」の愛称で親しまれる「ハヤカワ・ミステリ」の通巻2000番記念作品!
冒険小説のハラハラ感とミステリーの合わせ技です。
続編の『両京十五日 天命』もオーディブルで聴けますよ。
われら闇より天を見る
タイトル:われら闇より天を見る
著者:クリス・ウィタカー
再生時間:18時間38分
ナレーター:川島 悠希
上質な映画を見たような読み応えのある作品。
13歳の少女の、苛烈な怒りが読者の胸を突き刺します。
読み進めるのが辛い、けれど、読まずにはいられない物語です。
ザリガニの鳴くところ
タイトル:ザリガニの鳴くところ
著者:ディーリア オーエンズ
再生時間:16時間52分
ナレーター:池澤 春菜
壮大な自然の情景と、主人公の心情が細やかに描かれた作品。
主人公カイアの孤独な過去と、美しく成長し殺人事件に巻き込まれた現在が絡み合うミステリー。
「ザリガニの鳴くところ」で生物の本質を知り、受け入れていく少女の強さに胸を打たれます。
カササギ殺人事件
タイトル:カササギ事件 上
著者:アンソニー・ホロヴィッツ
再生時間:11時間37分
ナレーター:佐々木 望, 山口 由里子
アガサ・クリスティへの完璧なオマージュ×イギリスの出版業界ミステリ。
ミステリ愛に満ちた瞠目の傑作。
ミステリー好きがより楽しめる、二重構造のミステリー作品です。
続編である『カササギ殺人事件 下』もオーディブルで聴くことができます。
どれを読むか迷ったら?
おすすめ①『ザリガニの鳴くところ』
主人公のカイアの過去を知り、「殺人事件の犯人なのか?」という疑問を持ちながら進む本作。
長編ですが、緊張感を持ちながら読みきれるので、迷ったらこちらをおすすめします。
人間の心情描写が細やかなので、文学としても楽しめます。
おすすめ②:『カササギ殺人事件』
著者のアンソニー・ホロヴィッツは、4年連続で「このミス」1位を受賞しています。
カササギ殺人事件シリーズが軒並み受賞!
シリーズの面白さが保証されているので、続編含めてチェックしてみて下さい。
「このミス」1位を受賞したカササギ殺人事件シリーズ一覧
「このミステリーがすごい!」ランキングはどこで読める?
「このミス」のランキングは、『このミステリーがすごい!』で読むことができます。
毎年12月に発売されるこの本は、ランキング以外にも、ミステリー作家さんのインタビューや対談、新作情報やエッセイなども楽しめます。
1冊丸ごとミステリー好きにはたまらないガイドブック!
最新刊は対象外ですが、既刊はKindleUnlimitedの読み放題対象になっていることがあります。
KindleUnlimitedを初めて利用する人には、30日無料体験サービスがるので、「このミス」が気になった人はチェックしてみて下さい。
まとめ:オーディブルで聴ける「このミス」受賞作品
毎年、国内外のミステリー作品の中から選ばれる「このミス」受賞作品。
話題作の配信の早いオーディブルでも、「このミス」受賞作品を聴くことができます。
普段ミステリーを読まない人も、ミステリー好きな人も楽しめるので、気になる作品が見つかった人はぜひチェックしてみて下さい。
ミステリー以外にも、オーディブルで聴けるおすすめ小説が知りたい人はこちらをチェック。