読書するなら電子書籍と紙の本、どっちがいいの?
電子書籍は便利だと言われているけど、デメリットはないの?
紙の本って時代遅れな感じがするけど、メリットってあるの?
本を購入するとき、1度は「電子書籍と紙、どっちで買おうかな?」と考えたことがある人も多いと思います。
私は、長い間紙の本だけを利用していましたが、いくつかの理由があって、電子書籍を活用するようになりました。
年間100冊ほど読む本のうち、電子書籍系8割、紙の本2割くらいの比率で利用しています。
仕事で本を読む必要がある。
学びなおしのために勉強したい。
好きな本を読んでリラックスしたい。
本を読む理由は人それぞれです。
そして、電子書籍と紙の本どちらを選べばいいかは、本を読む目的によって変わります。
この記事では、電子書籍と紙の本のメリット・デメリットを比較し、使い分けのコツを7つ紹介します。
この記事を読んでわかること
- 電子書籍と紙の本の基本的な違いがわかる
- 電子書籍のメリットとデメリット
- 紙の本のメリットとデメリット
- 電子書籍と紙の本の使い分けのポイントがわかる
最初に結論をお伝えすると、読書をするなら電子書籍と紙の本を上手に使い分けることをおすすめします。
電子書籍も紙の本も、それぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれにに適した読書シーンを紹介しますので、参考にしてみてください。
電子書籍と紙の本の基本的な違い
電子書籍と紙の本の違いについて、簡単にまとめます。
電子書籍の特徴 | 紙の本の特徴 |
---|---|
持ち運びが簡単 収納スペース不要 家にいても本が買える 古い・新しいに関係なく手に入る | 装丁を楽しめる 目に優しい コレクション性が高い 集中力を保ちやすい |
電子書籍は利便性が非常に高く、紙の本は所有することそのものを楽しめるという特徴があります。
それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
電子書籍のメリット・デメリット
電子書籍のメリット・デメリットについて解説していきます。
電子書籍のメリット
- 持ち運びがしやすい
- 収納スペース不要
- 検索機能がある
- コスパがいい
- 絶版・在庫切れの心配がない
- 好きな時に本を購入できる
持ち運びがしやすい
電子書籍はスマートフォンやタブレット、専用のリーダーに保存できるため、たくさんの本を一度に持ち運べます 。
通勤・通学や旅行中でも、簡単に好きな本を読むことができます。
収納スペース不要
物理的な本棚が不要で、端末一台で大量の本を管理できます 。
本で部屋が圧迫される心配がなく、引っ越しの時も何もする必要がありません。
検索機能がある
特定の言葉やフレーズを簡単に検索できるため、学習や調査が効率よく進められます。
また、付箋やマーカー機能を使った書き込みが可能で、後から簡単に消せるので気軽にメモができます。
コスパがいい
電子書籍は、基本的に紙の本より安く購入できることが多く、ポイント還元や割引キャンペーンも頻繁に行われています。
さらに、読み放題サービスを利用すれば、より低コストに多くの本を楽しむこともできます。
絶版・在庫切れの心配がない
絶版本や在庫切れの本も電子書籍なら手に入る可能性が高いです。
好きな時に本を購入できる
いつでもどこでも本を購入できるのも、電子書籍のメリットです。
気になる本があれば家にいても購入できるし、すぐに読むことができます。
電子書籍のデメリット
- 目が疲れやすい
- 紙の感触はない
- バッテリー切れを起こす
- 電子化されていない本がある
- 初期費用がかかることがある
目が疲れやすい
長時間の使用で目が疲れやすいことがあります。特にバックライトが強いデバイスでは注意が必要です。
ブルーライトカット機能を使うことで多少は軽減できますが、紙の本よりは目に負担がかかります。
紙の感触はない
紙の本特有の手触りや匂いがないため、物足りなさを感じることがあるかもしれません。
バッテリー切れを起こす
デバイスのバッテリーが切れると読書が中断されます。
特にスマホで読んでいる場合は、他の目的でも使用するので、バッテリー残量が気になりやすいです。
電子化されていない本がある
すべての本が電子書籍になっているわけではなく、古い作品やマイナーな本は電子化していないことがあります。
初期費用がかかることがある
専ーダーやタブレットの購入が必要な場合があり、初期費用がかかることがあります。
電子書籍の魅力は、なんといってもその手軽さです。
購入も所有もスマホやタブレットで完結できるので、本の発売日当日に本屋さんに行く必要もなく、本棚を準備する必要もありません。
私が電子書籍を導入したのも、物理的に本を収納するスペースがなくなったのがきっかけです。
紙の本のメリット・デメリット
続いて、紙の本のメリット・デメリットについて解説します。
紙の本のメリット
- 紙の質感を楽しめる
- 目に優しい
- 集中力が高まる
- コレクション価値
紙の質感を楽しめる
紙の本はページをめくるので触覚を刺激し、「読書をしている」気持ちにさせてくれます。
また、装丁にこだわった本は、紙の質感や本の厚みも含め、デザインをまるごと楽しめます。
目に優しい
電子機器のブルーライトによる目の疲れがないため、長時間の読書でも疲れにくいです。
集中力が高まる
紙の本は他のアプリや通知に邪魔されることがないので、読書に集中しやすいです。
コレクション価値
本棚に並べる楽しみがあり、所有感を満たすことができます。
お気に入りの装丁デザインの本が本棚に並んでいるのを見るのも、一つの楽しみになります。
紙の本のデメリット
- スペースを取る
- 持ち運びが不便
- 入手までの手間
- 書き込みに制限
- コストがかかる
スペースを取る
紙の本は物理的に場所を取るため、収納スペースが必要です。
大量の本を保管するには本棚が必要になります。
持ち運びが不便
特に重い本や大きな本は持ち運びが大変です。
通勤や旅行中、持ち歩ける本の数に限りがあります。
入手までの手間
本屋さんに行くか、通販で購入する必要があります。
在庫切れや、取り寄せに時間がかかることがあり、欲しいときにすぐに手に入れるのは難しいです。
書き込みに制限
書き込みやメモをすると本が汚れるため、ためらう人が多いです。
また、読み終わった後に売ることを考えると、書き込みながら読むことは難しいです。
コストがかかる
新品を購入する場合、紙の本は電子書籍に比べて割引が少なく、高価になることが多いです。
また、読み放題のサービスなどはあまりありません。
紙の本は、手で触れられるという点が大きな魅力です。
物理的にスペースを取りますが、装丁デザインなど、触れられるモノならではの楽しみがあります。
お気に入りの本を集めた本棚は、見ているだけで幸せな気持ちになれます。
私はもともと紙の本ばかり購入していたので、当時は部屋ひとつがまるごと本でうまっていました。
本棚は6個目から追加することを諦めて、本を床に直接積み上げている状態。
本を購入する時も、「いや、もう置く場所がないしな…」と悩むこともありました。
引っ越しを機に、物理的に本を持っていくことが不可能だったため、電子書籍を導入。
タブレット端末1台で数百冊の本を管理できるので、部屋のスペースを気にすることなく本を購入できるようになりました。
反面、電子書籍では、こだわって作られた装丁の本を堪能することはできません。
私はデザインが素敵な本を集めるのも好きだったので、好きな装丁の本は、紙で購入することにしています。
電子書籍と紙の本の使い分け
じゃあ、電子書籍と紙の本はどうやって使い分けたらいいの?
電子書籍と紙の本のおすすめの使い分け方法を紹介します。
電子書籍がおすすめ | 紙の本がおすすめ |
---|---|
通勤・通学時 旅行や長期の外出時 長編小説やシリーズもの 新しいジャンルの開拓 | リラックスタイム 学習や勉強 就寝前の読書 特典付きの本や限定版 |
電子書籍がおすすめのシーン
通勤・通学時
通勤・通学時はカバンが重くなるのを避けたいものですよね。
電子書籍ならスマホ一つで複数の本を持ち運べるのでおすすめです。
旅行や長期の外出時
旅行や長期の外出時には、荷物がかさばらない電子書籍が便利です。
防水機能付きのデバイスを使えば、お風呂などの水場でも読書を楽しめます。
長編小説やシリーズもの
長編小説やシリーズものを読む場合、全巻を揃えると紙の本では場所を取ります。
週刊連載のコミックなども巻数が多くなる傾向があるので、電子書籍の方がすっきりと管理できます。
新しいジャンルの開拓
新しいジャンルに挑戦したいときや、気軽に読書を楽しみたいときには、電子書籍がおすすめです。
電子書籍の方が読み放題サービスが豊富なので、挑戦したことのないジャンルでも気軽に読んでみることができます。
紙の本がおすすめのシーン
リラックスタイム
自宅でリラックスしながらの読書には、紙の本が最適です。
手触りや匂いも楽しめ、読書そのものが癒しの時間になります。
学習や勉強
学習や勉強には、紙の本が効果的です。
紙の本で学習した方が知識の定着が良いというデータもあり、学習効率が高まります。
就寝前の読書
就寝前に読書をすることで、リラックスして眠りにつくことができます。
紙の本は、ブルーライトの影響がないため、良質な睡眠の妨げになりません。
特典付きの本や限定版
特典や付録が付いている本は、紙の本でしか手に入らないことが多いです。
限定版のイラストやしおりなど、特典や付録が目当ての本は、紙の本を選ぶと良いでしょう。
ここで紹介しているのは、あくまでもおすすめの一例です。
基本的に、電子書籍で読むか紙の本で読むかは、自分の好みで判断するのが一番です。
私は、今は基本的に電子書籍を利用して本を読みますが、自分のお気に入りの作家さんの本や装丁デザインが好みの本、イラスト集やゲームの設定資料集などは、紙の本で購入することにしています。
まとめ
電子書籍と紙の本は、それぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらかだけを利用するより、読書をする場所や目的に合わせて使い分けて使うことをおすすめします。
電子書籍がおすすめ | 紙の本がおすすめ |
---|---|
通勤・通学時 旅行や長期の外出時 長編小説やシリーズもの 新しいジャンルの開拓 | リラックスタイム 学習や勉強 就寝前の読書 特典付きの本や限定版 |
新しい本のジャンルに挑戦したい人や、仕事や趣味で色々な本をたくさん読む人は、電子書籍の読み放題サービスを利用することをおすすめします。
おすすめの電子書籍読み放題サービスは、Kindle Unlimitedです。
Kindle Unlimitedを利用すれば、月額980円で200万冊以上の本が読み放題になります。
小説だけでなく、ビジネス書、コミック、雑誌など、幅広いジャンルの本が読めるので、読書の幅を広げたい人にぴったりのサービスです。
紙の本しか利用したことがないという人は、30日間の無料体験で、電子書籍の使い心地を確かめてみることをおすすめします。
もし電子書籍が合わない場合でも、無料体験中に解約すれば料金は一切かかりません。
少し気になるけど、自分に合わない本だったらもったいないな。
そう思って買っていない本がある人は、この機会にぜひ新しいジャンルに挑戦してみてください。