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市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』〈マリア&漣〉シリーズを読む順番とあらすじを紹介

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21世紀の『そして誰もいなくなった』と評された、『ジェリーフィッシュは凍らない』

〈マリア&漣〉シリーズとして、現在長編4作、短編集1作が発売されています。

タイトルが全て『〇〇は××ない』で統一されているのが特徴。

シリーズの舞台となるのは、作中でU国と呼ばれる、1980年代のアメリカ。
私たちの知る歴史ではなく、ジェリーフィッシュと呼ばれる特殊な小型飛行船が開発された、パラレルワールド的な位置付け。

科学的な要素を散りばめた本格ミステリー小説です。

有能ではあるけれど素行に問題のある警部、マリア・ソールズベリー
優秀ながらマリアに平気で毒舌をぶつける部下の九条漣(くじょう・れん)

この2人のバディが、難解な謎に挑みます。

この記事では、〈マリア&漣〉シリーズを読む順番と各巻のあらすじについて紹介していきます。

こんな人におすすめ

  • 本格ミステリーが読みたい
  • バディものの小説が好き
  • 不可能犯罪がテーマの小説に興味がある

気になる人はぜひチェックしてみてください。

〈マリア&漣〉シリーズをお得に読む方法

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オーディブルだと、バディのやり取りがテンポよく進むのでより面白い!

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〈マリア&漣〉シリーズを読む順番とあらすじ

〈マリア&漣〉シリーズは、刊行順に読むのがおすすめです。

1巻ごとに事件は完結しますが、登場人物の人間関係の変化や、前巻の事件の内容にふれることがあります。

短編集の『ボーンヤードは語らない』は、収録されている作品の時系列はバラバラですが、
刊行順に読んだ方が、登場人物の関係がより楽しめるはずです。

各巻のあらすじを紹介していきます。

ジェリーフィッシュは凍らない

あらすじ

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉
発明者のファイファー教授を含む6人の技術開発メンバーが、新型ジェリーフィッシュの最終航行試験に臨みます。
しかし、乗り込んだジェリーフィッシュは、試験中に自動航行システムの暴走を起こし、不時着。
周囲には何もなく、助けも呼べない吹雪の雪山。6人は完全に孤立してしまいます。
しかも、外部から誰も入り込めないはずのジェリーフィッシュの艇内で、メンバーの一人が変死。
さらに次々と犠牲者が出て、生き残ったメンバーたちはしだいに疑心暗鬼になっていきます。

シリーズの第1作、第26回鮎川哲也賞を受賞した本格ミステリ小説です。

ジェリーフィッシュ内で起きる事件と、事件が発覚した後の捜査パートが交互に進むスタイル。

飛行艇を使わなければ辿り着けない雪山で、メンバー全員が「他殺」と断定される。

犯人は誰で、一体どうやって犯行をおこなったのか?

マリアと漣が見つけた真相とは?

21世紀版の『そして誰もいなくなった』の評価に納得の作品。

ブルーローズは眠らない

あらすじ

両親の虐待から逃げ出した少年エリック
彼は、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護され、助手として暮らし始めます。
一家は彼に優しく接してくれますが、屋敷には「実験体七十二号」と呼ばれる不気味な影が。

一方、前作の「ジェリーフィッシュ」事件後、閑職に回されたマリアと部下の
同時期に「青いバラ」を作出したテニエル博士クリーヴランド牧師の調査を依頼されます。
しかし、両者との面談後、施錠された温室内で切断された首が発見される事件が発生。
温室はバラの蔓が壁と窓を覆い尽くし、密室状態となっていました。

不可能とされていた「青いバラ」をめぐるミステリーです。

テニエル博士の家族に匿われているエリックが体験する不気味な事件と、
青いバラの調査から殺人事件と関わることになったマリアと漣の捜査が交互に進みます。

残酷な事件と青いバラの美しい描写のギャップがとてもいい。

最後まで読むと「あれはそういうことか…!」となる作品です。

前作で登場した空軍少佐のジョンも再登場します。

グラスバードは還らない

あらすじ

マリアは、希少動植物の密売ルートを追う中で、不動産王ヒューに行き着きます。
彼の所有する高層ビル「サンドフォードタワー」の最上階には、秘蔵の硝子鳥(グラスバード)や希少動物が飼われているという噂が。
二人は捜査打ち切りの命令を無視してタワーを訪れますが、そこで爆破テロに巻き込まれてしまいます。 

同じ頃、ヒューの所有するガラス製造会社の社員や関係者4人が、知らぬ間に窓のない迷宮に閉じ込められます。
「答えはお前たちが知っているはずだ」というヒューの伝言に怯える中、
突然壁が透明になり、血溜まりに横たわる社員の姿が発見されます。

「ガラス」がキーワードになっているミステリー。

マリアたちが巻き込まれた高層ビルでの爆破テロ事件と、窓のない迷宮に閉じ込められた話が交互に進みます。

爆破事件によってはぐれてしまうマリアと漣。

「あっ!そうかこの時代スマホないんだ!」と時代設定を再認識。

ハラハラしながら、2人の信頼関係を改めて知ることができました。

空軍少佐のジョンが好きな人は、思わずニヤリとしてしまうかも。

ボーンヤードは語らない

あらすじ

U国A州の空軍基地にある「飛行機の墓場(ボーンヤード)」で、兵士の変死体が発見されます。 
空軍少佐のジョンは、士官候補生時代の心残りから、マリアに非公式に事件解決への協力を依頼します。

また、マリアと漣も過去に遭遇した事件への苦い後悔を抱えていました。
高校生の漣が遭遇した雪密室の殺人事件。
ハイスクール時代のマリアが挑んだ雨の夜の墜落事件の謎。
そして二人がバディを組んで初めて捜査した事件が描かれます。

メインキャラクターの過去を掘り下げる短編集です。

過去にある事件と関わり、苦い思い出を抱えているキャラクターたち。

彼らの葛藤と、なぜ警察官になったのか?が描かれます。

マリアと漣が初めてバディを組んで挑んだ事件も見ものです。

ヴァンプドッグは叫ばない

あらすじ

現金輸送車襲撃事件が発生し、犯人グループが逃走。
マリアは、犯人確保の応援のため州都フェニックス市に向かいます。
真の理由は、20年以上前に連続殺人事件を起こした男「ヴァンプドッグ」を追うこと。
フェニックス市では、かつてのヴァンプドッグと同じ手口で次々に人が殺されていました。
さらに、現金輸送車を襲撃した犯人グループも、潜伏していた隠れ家で殺害されます。
これらは全てヴァンプドッグの仕業なのか?
厳戒態勢の市内と密室状態の隠れ家で起こる不可解な事件にマリアと漣が挑みます。

シリーズの最高傑作と評判の作品。

厳戒態勢の都市と密室状態の隠れ家で起こる事件が交互に描かれます。

この作品はオーディブル化がまだだったので本で読みましたが圧巻!

前巻までの登場人物たちも多数登場し、これからさらに物語が展開する予感。

まとめ

〈マリア&漣〉シリーズの読む順番とあらすじを紹介しました。

特殊な設定と緻密なストーリー構成、魅力的な登場人物たち。

本格ミステリーが好きな人、バディものが好きな人におすすめできるシリーズです。

最新刊以外は全てオーディブルで聴くことができます。

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  • この記事を書いた人

ほんの

「ほんのりぼん」の運営|0歳児育児中|本好きで年間約100冊読書|おすすめの小説や自己啓発書などを紹介|今より少しだけ豊かな生活を手に入れる読書の方法を発信しています。

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