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ほしおさなえ『紙屋ふじさき記念館』シリーズ 読む順番とあらすじを解説

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『紙屋ふじさき記念館』シリーズは、「和紙」をテーマにした、ほしおさなえさんの作品。

全7巻で、完結しています。

「紙もの」とか「インク沼」の言葉にワクワクする人に読んでほしいシリーズ!

ちょっと珍しい題材の作品が多いほしおさなえさんの作品。

この作品では、「和紙」をテーマにしています。

主人公・百花が「紙屋ふじさき記念館」で働きながらさまざまな人々と出会い、成長していく物語。

シリーズ全体を通じて「紙」がつなぐ人々の想いが描かれます。

この記事では、『紙屋ふじさき記念館』シリーズの読む順番とあらすじを紹介していきます。

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『紙屋ふじさき記念館』シリーズ読む順番とあらすじ

『紙屋ふじさき記念館』シリーズは、刊行順に読むことをおすすめします。

それぞれのあらすじを紹介します。

紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

あらすじ

編集者の母と二人暮らしの百花は、「紙もの」が好きな大学生。
叔母に誘われた「紙こもの市」で、仏頂面の青年、一成と出会います。
彼は老舗企業「紙屋ふじさき」の親族で、「紙屋ふじさき記念館」の館長。
販売されていた「和紙」に魅力を感じるものの、不愛想な一成は苦手だと感じる百花。
しかし、百花が作った紙のカードや栞が一成の祖母・薫子の目に留まり、百花は記念館でバイトを始めることに。
ある出来事をきっかけに、二人の関係性も変化していきます。

紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

あらすじ

百花は、大学の友人莉子とともに、名古屋でひらかれる「紙こもの市」への出店を手伝うことに。
その帰り、和紙の産地・美濃市に立ち寄る一成に同行し、紙漉きを体験。
紙漉きを通して、和紙への敬意と愛着を強くした百花は、和紙の魅力を広めるため、自分に何ができるか考え始めます。
ある日、一成の従兄、浩介が記念館にやってきます。
浩介は昔から一成をライバル視し、「ふじさき記念館」の不要論を唱えている人物。
記念館の存続を諦めかけていた一成は、記念館を「残さなくてはいけないと思うようになった」と決意を固めます。

紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

あらすじ

ふじさき記念館にインクメーカーとガラスペン作家によるコラボ企画が持ち込まれます。
一成は百花にそのプロジェクトの協力を依頼。百花自身も「インク沼」と呼ばれるほどの魅力を持つカラーインクに夢中に。
コラボ商品のネーミングに悩む百花は、母から父親の遺品として万年筆を渡されます。
父を思い出すうち、自分の名前の由来が童謡「春の小川」だと知らされ、コラボ商品のネーミングに童謡のタイトル案を提出。
企画会議で百花の案が採用されたのですが、一成のいとこの浩介からの横やりが入ることになり……。

紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色

あらすじ

百花は大学3年生となり、所属する「小冊子研究会」も、新入生オリエンテーションの準備で大忙し。
そのかいあって入部者も数人確保できました。
ある日、ひとりの新入生が、百花が記念館で作った「物語ペーパー」に惹かれて訪ねてきます。
物語ペーパーの話から、活版印刷の話で盛りあがった小冊子研究会は、活版印刷屋「三日月堂」を訪ねることに。
百花は三日月堂の店主、弓子とあいさつを交わします。
一方、「ふじさき記念館」の建物が売却されることが決まり、その未来をどうするかという問題に直面します。

紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱

あらすじ

「ふじさき記念館」の閉館が半年後に迫る中、百花と一成は記念館存続のため、新たな企画に挑みます。
今回は、和紙の一つである「墨流し」を使った料紙に着目し、それを使った最後のワークショップで「文箱」を作ること。
大学卒業後の進路も見えてくる中、百花は、一成のもとで和紙の仕事をしたいと強く思います。
しかし、記念館存続の活動を続けていく中で、新型コロナウイルスが広がり始め、状況が変化。
ワークショップの中止を始め、百花たちの活動に大きく影響を与えていきます。

紙屋ふじさき記念館 結のアルバム

あらすじ

コロナ禍が続く中、百花が大学生活と就職活動に奮闘する一年を描いた物語。
「ふじさき記念館」の閉館セレモニーは中止され、百花はリモートで卒論や就活に取り組むことになります。
一成とも会えず不安が募る中、百花は「和紙」の意義を改めて見つめ直すことに。
卒論の合間に作り出した「結のアルバム」で新しいつながりが生まれます。

紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

あらすじ

シリーズの完結作。
百花は藤崎産業に入社し、新たに「記念館準備室」で働き始めます。
コロナ禍により依然として不安定な状況の中、百花は同期たちと共に、新しい「紙屋ふじさき記念館」の開館に向けて奮闘します。
また、彼女の亡き父の作品『東京散歩』の復刊プロジェクトも進行してきます。
「和紙」が人々の絆をつなぐ物語、感動のフィナーレ。

まとめ

「紙屋ふじさき記念館」シリーズの読む順番とあらすじを紹介しました。

ほしおさなえさんの作品の魅力は、「とびきり才能のあるスーパー主人公」ではなく、

「好きなこと・できることを認めて、周りと一緒に成長できる主人公」がいること。

そして、「仕事への誇りと、静かだけれど熱い気持ち」を教えてくれることだと思います。

『紙屋ふじさき記念館』シリーズも、「紙」への愛と誇りを持った人たちを丁寧に描いた作品です。

紙ものが好き、こだわって作られたものが好き、そんな人は、ぜひ『紙屋ふじさき記念館』シリーズを読んでみてください。

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ほしおさなえさんの別作品を読んでみたい人は、こちらの記事で解説しています。

  • この記事を書いた人

ほんの

「ほんのりぼん」の運営|1歳児育児中|読書サブスク活用で1年間に300冊読む|オーディブルのおすすめ本を中心に紹介|

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