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【完結】内藤了『夢探偵フロイト』シリーズを読む順番とその魅力を紹介!

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『夢探偵フロイト』は、内藤了氏によるミステリー作品。

内藤了氏は、ホラーやミステリーを中心に執筆している作家で、
ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞してデビュー。

『ON』は「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズのひとつで、ドラマ化もされています。

『夢探偵フロイト』は夢を題材にしたミステリーで、
大学で悪夢を研究している「夢科学研究所」のメンバーが、
悪夢にまつわる怪事件を解決する物語。

現実と夢が交錯する独特の世界観と、個性的なキャラクターたちが魅力です。

特にキャラクターが魅力的! 巻を重ねるごとにどんどん好きになっていきます。

シリーズは5巻で完結しているので、最後まで一気に読むことができます。

この記事では、『夢探偵フロイト』シリーズの魅力や、
読む順番と各巻のあらすじを紹介していきます。

『夢探偵フロイト』シリーズの魅力は?

個人的にこのシリーズ一番の魅力は、キャラクター。

最初は「この子こんなんで大丈夫かな…」と思わせる主人公、城崎あかね
登場時はピンクの髪で、大学の単位が足りなくて、甘い考え方の子なのかなぁ、と思っていたのですが、
事件を解決していくごとに、少しずつ成長を見せてくれます。

彼女がもともと持っていた優しさや人を思いやる気持ち。
ちょっと抜けたところやドジなところ。
小さな成功を積み重ねて、自分に自信を持てるようになっていくところ。

ストーリーが進むにつれて、どんどん好きになっていきました。

彼女が助手を務めることになった夢科学研究所で「人を殺す悪夢」を研究しているフロイト教授と、
「夢」の世界を表現できるすご腕CGクリエイターで潔癖症のヲタ森との3人のバランスがとてもよく、
「この3人の活躍もっと見たい!」と思わせてくれます。

「夢」というテーマを扱っているので「ホラーとかファンタジー寄りなのかな?」と思いましたが、
「なぜその『夢』を見るのか?」という論理的な推理で進んでいくので、なぞ解きについてはしっかりしています。

私は全巻Audibleで聴いたので、特に1巻の悪夢のシーンなんかは臨場感がありすぎて怖いくらいでしたが、基本的にはホラー要素は少なめです。

声優さんがそれぞれのキャラクターにハマっているので、より楽しめました。

Audible(オーディブル)の無料体験中なら月額0円で全巻聴けるので、「本は読む派」の人もぜひ試してみて欲しいです。

私はAudibleで全巻聴いた後、気になる巻を電子書籍で購入しました。

『夢探偵フロイト』 読む順番は?

『夢探偵フロイト』シリーズは、1巻につき1つの事件を解決していくスタイルのミステリーですが、発売順に読むことをおすすめします。

シリーズ作品なので、前の巻の内容に触れられている場合もあります。

登場人物たちの絆や個々の成長を楽しむためにも、ぜひ順番通りに読んでください。

読む順番は以下の通り。

それぞれのあらすじを紹介します。

夢探偵フロイト -マッド・モラン連続死事件- 

あらすじ

大学卒業の単位不足を補うため、城崎あかねは「人を殺す悪夢」を研究しているフロイト教授の手伝いとして、
私立未来世紀大学の夢科学研究所で助手をすることに。
あかねとフロイト、そして夢を映像にするクリエーターのヲタ森3人で、「夢」の調査をはじめます。

物語は、ある会社員が自宅マンションから飛び降り死亡するという謎の事件から始まります。
さらに、彼が見ていたという悪夢がネットのオカルト掲示板で話題となり、
同じ悪夢を見るという音羽楓花が、夢科学研究所を訪れます。

悪夢に現れる謎の怪物「マッド・モラン」に殺されると、現実世界で死んでしまうのか?

フロイトたちは悪夢の正体を解明するために調査を進め、ある恐ろしい事件に辿り着きます。

悪夢の描写が思っていたより怖くて、「もしかしてホラーに手を出してしまったのか…⁉」と心配した作品。

結果ホラーではなかったけれど、しばらく暗がりが嫌になる程度には怖かったです。

辿り着いた悪夢の真実があまりにも絶望的でうなだれながら、登場人物たちに惹かれて次巻も絶対に読もうと決意。

夢探偵フロイト -てるてる坊主殺人事件-

あらすじ

神田川で若い女性の死体が発見されます。
被害者はなぜか髪が剃られた異様な状態。
実はこの被害者が、あかねの友人、カスミの知り合いだったことが判明。

一方夢科学研究所では、寝具販売会社がスポンサーになり、安眠枕開発のプロジェクトが始動。
安眠枕のモニター実験を行うことになりましたが、
被験者の中には悪夢に悩まされているスポンサーの娘・塚田翠がいました。

そして実験中、彼女の見る悪夢が他の被験者たちに影響し、
悪夢を見せるという現象が起こります。

翠の見ている悪夢は、 過去に「てるてる坊主殺人事件」と呼ばれる
未解決事件が起きていたことと関係しているのか?

フロイト教授とヲタ森、あかねの3人が悪夢の解明に乗り出します。

現実に起きた殺人事件と、悪夢の原因の関係を追いかけていく過程が楽しめます。

今作はどちらかというと「人間の怖さ」が表現されていて、
ライトに書かれてはいますがかなり気分が悪くなるストーリー。

しかし、あかねがピンチに陥った時のフロイト教授とヲタ森の活躍もあり、読後感は〇。

「3人がチームになってきてる!」となんだかうれしくなりました。

夢探偵フロイト -邪神が売る殺意-

あらすじ

夢科学研究所の手伝いで何とか卒業単位は獲得できそうなものの、就職先が決まらないあかね
あかねが就職活動で苦戦する中、夢科学研究所のホームページに
「夢が売られている」という情報が入ります。
調査を進めると、ネットフリマアプリ「アボカド」で
『夢売り』と名乗る人物が夢を販売していました。

フロイト教授は興味を持ち、実際に夢を購入することにします。
あかねは吉夢、フロイトは凶夢を購入したはずが、
あかねに届いた夢は凶夢で、恐ろしい夢をみることに。

さらに、『夢売り』から夢を買った男が、悪夢が原因で人を襲うという事件が発生。
凶夢を届けられたあかねにも、現実で次々と不可解な出来事に襲われます。

『夢売り』とは何者なのか? 夢の力で人を操ることができるのか?
あかね、フロイト教授、ヲタ森が、夢売りの正体を暴いていきます。

執拗な「悪意」にゾワゾワさせられました。

悪夢を売るという行為もそうですが、それを利用して人を操ろうとするところが。

『夢売り』への対応には賛否ありそうですが、
フロイト教授の言葉とあかねの行動の威力が強かったので、個人的にはよかったかなと思います。

夢探偵フロイト -アイスクリーム溺死事件- 

あらすじ

自分は「生まれつきの人殺し」だ。

前作であかねに悪夢を売りつけ、フロイト教授たちに敵対した「夢売り」こと卯田姫香
彼女は悪夢に苦しめられ、その原因を「フロイト教授が罪悪感をうえつけた」せいだと、
夢科学研究所に乗り込んできます。

姫香が見ている悪夢を、脳波を調べる睡眠実験で検証することに。
そうして浮かび上がったのは、カラフルでメルヘンな街にある家で、
アイスクリームで男の子を溺死させる悪夢。

これを「最初の殺人現場」だと言う姫香。
あかね、フロイト教授、ヲタ森たち3人は、この悪夢が本当にあった出来事なのか、調査を始めます。

まさかの「夢売り」再登場でびっくり。

「罪悪感」云々については「自業自得では?」と思いましたが、
みんな彼女を甘やかさず、突き放さず、真剣に向かい合っています。

悪夢の原因となった事件に「人間の身勝手さ・正当化することの恐ろしさ」があり、
周囲が気づかせてくれた姫香との対比になっているように感じました。

夢探偵フロイト -ナイトメアの殺人実験-

あらすじ

ようやく就職先が決定したあかね
しかし、就職先がブラック企業ではとヲタ森に指摘され、不安を抱えます。
その一方で、元「夢売り」の姫香はすっかり研究所に馴染み、
スポンサー企業の令嬢も加わって、夢科学研究所はにぎやかに。

そんな中、介護福祉施設で謎の悪夢が発生し、心臓麻痺で複数人が亡くなるという事件が起きます。
被害者たちは悪夢による不眠を訴え、「次はお前だ」と呪いの言葉を残して人に襲いかかっていました。

フロイト教授とあかねは事件を調査するため施設へ赴きますが、あかねを庇ったフロイト教授が悪夢に感染。
彼自身が被験者として実験を行い、夢に浮かび上がったのは、おぞましい"顔"でした。

これは、フロイト教授が探していた「人を殺す悪夢」なのか?
この"顔"は誰のもので、なぜ人を殺すのか?

シリーズの中、最も激しい夢のバトルが繰り広げられる最終巻!

シリーズ完結作品。今までとは違った方法で「人を殺す悪夢」と戦います。

また、終わってしまうさみしさをじわじわと感じさせました。

卒業間近のあかねが感じる「もうここにはいられないさみしさ」を、読者である私も一緒に味わい、
それだけ夢科学研究所の3人のが好きになっていたんだな、と実感。

とてもいい読書体験ができました。

まとめ:『夢探偵フロイト』シリーズを読む順番とその魅力

「夢探偵フロイト」シリーズは、夢と現実が交錯する斬新なミステリー作品として、読み応え抜群のシリーズです。

読みやすい文体でし、完結しているので、最後まで一気に読み切ることもできます。

主人公のあかねを始め、フロイト教授やヲタ森など、キャラクターも魅力的。

読み進めるうちにどんどん好きになっていきます。

ネタバレになることがあるので、以下の順番で読むことをおすすめします。

ミステリーが好きな人、完結した作品が読みたい人、
キャラクターが魅力的な作品を探している人は、ぜひ試してみてください。

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「夢探偵フロイト」は、メインの登場人物ごとに声優さんが割り当てられているので、
ドラマを見ている感覚で物語を楽しむことができます。

あかねの元気な声、フロイト教授の優しそうな声、ヲタ森のつんけんした声など、
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  • この記事を書いた人

ほんの

「ほんのりぼん」の運営|1歳児育児中|読書サブスク活用で1年間に300冊読む|オーディブルのおすすめ本を中心に紹介|

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