本を読んだけど内容覚えてない…
「せっかく本を読んだのに、読み終わったら覚えていない」という人は多いです。
忙しい時間の中で本を読んだのに、内容を覚えていなかったり、すぐに忘れてしまったらもったいないですよね。
この記事では、読んだ本の内容を忘れない方法を紹介します。
私が実際に読んだ読書術を参考に、「ここが大切だな」と思ったポイントをぎゅっとしぼって紹介しています。
ぜひ実践して、読書時間を有意義なものにしてください。
なぜ読んだ内容を忘れてしまうのか?
そもそも、なぜ読んだ内容を忘れてしまうのでしょう?
人が読んだ内容を忘れてしまうのにはいくつかの理由があります。
まず、脳は一度にたくさんの情報を処理することが難しいため、重要でないと感じた情報はすぐに忘れてしまいます。
これは、脳が無意識に情報を選別しているためです。
さらに、読んだ内容は短期記憶として一時的に保存されます。
ただ、そこから長期記憶に移行しないと、時間が経つにつれて記憶から消えてしまうのです。
そのため、何度も繰り返して情報に触れたり、感情を伴った記憶を作ることが重要です。
情報が脳にしっかりと定着すれば、長く覚えておくことができるのです。
忘れないために押さえるべきポイントとは?
読んだ内容を記憶に残すためには、いくつか押さえるべきポイントがあります。
まず、読書をする際にただ読むだけでなく、しっかりと理解しようとして読むことが大切です。
理解が深まるほど、記憶にも残りやすくなるからです。
また、自分が興味を持っているテーマや内容に関する本を選ぶことも重要です。
興味がある内容だと、脳が自然と集中しやすくなり、記憶に残りやすくなります。
さらに、読んだ内容を他の人に説明したり、メモを取ることで、頭に残りやすくなります。
ポイントを意識することで、読んだ内容を忘れにくくすることができます。
読んだ内容を忘れない方法5選
ここでは、読んだ内容を忘れないための5つの方法を紹介します。
誰でも簡単に始められる方法なので、読書を通じて知識を深めたい人に役立つはずです。
本を読んだのに、内容がすぐに頭から消えてしまうという悩みを持つ人は、ぜひこの方法を試してみてください。
① 読む目的を明確にする
多くの読書術の本で、「読書前の準備が読書の質を決める」と紹介されています。
読書を始める前に、何を学びたいのか、どんな知識や情報を得たいのかをはっきりさせましょう。
目的を明確にすることで、必要な情報に集中でき、内容が頭に残りやすくなります。
また、目的がはっきりしていると、読書のモチベーションも高まります。
例えば、「ビジネスで使えるコミュニケーションスキルを学びたい」など、具体的な目的を設定することで、必要な情報を効率よく吸収できるようになります。
② メモを取る習慣をつける
本を読みながらメモを取る習慣をつけると、重要な情報が記憶に残りやすくなります。
「メモってなんだか面倒そう」と、難しく考える必要はありません。
後で見返したときに、読んでいた時に気になった部分がすぐわかればOK。
「なんでだろう?」と思ったところ、「これは知らなかった」と思ったところに、線を引いたり付箋をつけたりする程度でも大丈夫です。
電子書籍なら、ハイライトなどの機能を利用しましょう。
もう少し余裕があれば、重要だと感じた部分や、共感した点、疑問に思ったことなどを書き留めておくと、後で見返すときにも役立ちます。
メモを取ることで、読書がただの情報収集ではなく、学びの一部になるのです。
③ 読書ノートをつける
読書ノートをつけることは、読んだ内容を体系的に整理し、理解を深めるのに有効です。
ノートには、重要なポイントや学んだこと、感想や疑問などを記録します。
読書ノートをつけておけば、後から見てもどこに何が書かれているのかがすぐにわかり、学んだ内容を復習しやすくなります。
また、読書ノートをつけることで、自分の考えや感じたことを整理することもでき、本をより深く理解できます。
④ アウトプットする
読んだ本の内容をアウトプットすることで、記憶が定着しやすくなります。
アウトプットとは、読んだ本の内容を誰かに説明したり、ブログやSNSで感想をシェアすること。
そうすることで、自分の理解度を確認でき、知識をより深く掘り下げることができます。
また、アウトプットのときに、他の人からの反応を受けることで、新たな視点を得ることができ、学びをさらに深めることができます。
アウトプットは知識の定着について効果的で、読書の効果を最大限に引き出すための方法です。
⑤ 読書ノートを見返す
書いた読書ノートを見返すと、より内容を記憶しやすくなります。
本の内容を忘れかけた頃に思い出すことで、記憶に残りやすくなるのです。
定期的に読み返すのではなく、似たテーマの本を読んだ時に読み返すことをおすすめします。
読書ノートを読み返せば、以前読んだ本の内容を思い出し、さらに新しく読んだ本の情報も結びつけることができるので、内容を強く記憶することができます。
読書ノートはただ書くだけでなく、繰り返し見返すことで真価を発揮します。
よりよい読書を知るために読書術の本を参考にしよう
読書をよりよい学びにしたい人は、読書術の本を参考にすることをおすすめします。
読書術の本には、効果的な読み方や記憶に残すためのテクニック、読書を楽しむためのヒントがたくさん書かれています。
「読書術」といっても、速読法や精読法など、さまざまな読み方のスタイルがあるので、自分に合った読書スタイルを探しましょう。
こういった本には、読書ノートの取り方やメモの取り方、アウトプットの方法なども紹介されているので、「読むだけじゃなく、アウトプットの方法も知りたい」と考える人にも参考になるはずです。
こちらの記事で読書術のおすすめ本を紹介しているので、参考にしてください。
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おすすめの読書術の本 8選|読書で知識を深めるための必読書
2024/10/18 読書術
読書術の本は、自分の読書習慣を見直し、より効率的に本を読むための新しい視点を与えてくれます。
まとめ
今回は、読んだ本の内容を忘れない方法を紹介しました。
特におすすめの方法は、読書ノートを作ることです。
読書ノートを作るつもりで本を読むと、
- 自分にとって必要な情報は何か?
- 新しい知識・学びになったのはどこか?
- どうまとめるとわかりやすいか?
といったことを考えながら読書するので、記憶にも残りやすいです。
さらに、読書ノートにまとめてあるので、SNS(おすすめは X:旧Twitter)でのアウトプットも簡単にできます。
読書ノートを書くのが面倒だと感じる人は、X(旧Twitter)の140字のつぶやきを読書ノートの代わりにしてもいいかもしれませんね。
本1冊の感想を140字にまとめるのは大変ですが、記憶に残りやすいし、手軽にできておすすめです。
本のサブスクを利用している人は読書ノートの活用がおすすめ
私は Kindle Unlimited や Audible など、本のサブスクを利用するようになってから読書量が増えました。
最初は「読書ノート?いらないでしょ」と思っていた私ですが、読み放題の力をなめていました…。
こちらの記事で本のサブスクを利用する人は読書ノートを使った方がいい理由を解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
読書ノートを活用するようになってから、本から得られる学びが爆上がりしたので、「本を読んでるんだけど、知識が身についた気がしない」と悩んでいる人は、ぜひ試してみてください!